![](https://harublog.site/wp-content/uploads/2020/03/IMG_2679-scaled.jpg)
どうもハルです。
![](https://harublog.site/wp-content/uploads/2019/11/IMG_1995.jpg)
イラストのフェルト加工ってどうやるの?
![](https://harublog.site/wp-content/uploads/2020/03/IMG_2679-scaled.jpg)
テクスチャでマスクして、レイヤーのエフェクトを使うとできるよ。
今回は、Affinity Designer(アフィニティデザイナー)のエフェクトを使ったフェルト加工を紹介します。
Procreateで描いたイラストを書き出して、テクスチャでマスクする方法。
レイヤーのエフェクトを使えば、簡単にフェルト加工ができます。
Affinity Designerはフェルト加工や、ベクター・ラスターが扱えるiPadアプリ。▼
![Affinity Designer](https://is4-ssl.mzstatic.com/image/thumb/Purple114/v4/d4/fc/7e/d4fc7e3a-a06f-a3b0-4a96-a5f9d79a41ed/source/512x512bb.jpg)
イラストはProcreateのブラシを使って描きます。▼
![Procreate](https://is3-ssl.mzstatic.com/image/thumb/Purple124/v4/c9/5e/21/c95e21ba-5ef5-f90a-80a7-66e2a666eab1/source/512x512bb.jpg)
Affinity Designerのエフェクトを使ったフェルト加工
![Affinity Designerのエフェクトを使ったフェルト加工方法](https://harublog.site/wp-content/uploads/2020/08/felt.png)
Affinity Designerのエフェクトを使ったフェルト加工方法。▲
Procreateでイラストを描く
Procreateを使ってイラストを描きます。
ブラシは[インキング]>[滲(にじ)んだインクブラシ]を選択。
滲(にじ)み具合が、フェルトの毛羽立った感じの仕上がりになります。▼
![](https://harublog.site/wp-content/uploads/2020/08/23.png)
フェルトの繋がり単位で、レイヤーをわけてそれぞれのパーツを描いていきます。▼
![](https://harublog.site/wp-content/uploads/2020/08/01-4.png)
Affinity Designerに書き出す
イラストが描けたら、ProcreateからAffinity Designerに書き出します。
[アクション]>[共有]>[PSD]形式を選択。▼
![](https://harublog.site/wp-content/uploads/2020/08/03-20.jpg)
PSD形式にすることでadobeのイラレやフォトショ、その他さまざまなアプリで編集できます。
![](https://harublog.site/wp-content/uploads/2020/03/IMG_2679-scaled.jpg)
レイヤー機能を使えるのが特徴で、万能な形式だよ。
書き出し先を「Affinity Designerにコピー」をタップします。▼
![](https://harublog.site/wp-content/uploads/2020/08/04-16.jpg)
イラストのレイヤーを保持したまま、自動でAffinity Designerが起動します。▼
![](https://harublog.site/wp-content/uploads/2020/08/05-2.png)
フェルトのテクスチャをキャンバスに配置
フェルトのテクスチャを、キャンバスに配置します。
フェルトの素材は、Paper-Co Free Paper Textureのサイトからダウンロードします。
![](https://harublog.site/wp-content/uploads/2020/03/IMG_2679-scaled.jpg)
無料なのに高画質、テクスチャ素材が豊富でオススメ。
[1200px]>[PNG形式]>[この素材をダウンロード]をタップ。
ダウンロードしたフェルト画像を、「写真」アプリに保存。
テクスチャをドラックして、キャンバスに読み込みます。▼
![](https://harublog.site/wp-content/uploads/2020/08/06-2.png)
イラスト全体を覆(おお)うサイズに調節。
フェルトを配置できました。▼
![](https://harublog.site/wp-content/uploads/2020/08/07-1.png)
レイヤーの数だけフェルトをコピペ
パーツの数だけ、フェルトのテクスチャをコピペします。
今回は、7つレイヤーがあったので、7つコピペしました。▼
![](https://harublog.site/wp-content/uploads/2020/08/08-3.png)
フェルトをレイヤーにドラッグしてマスクを作成
フェルトを、それぞれのパーツのレイヤーにドラッグします。▼
![](https://harublog.site/wp-content/uploads/2020/08/09-1.png)
パーツレイヤーの上に、フェルトをドラッグで重ねるだけ。
パーツのシルエットに型取られたマスクができあがります。▼
![](https://harublog.site/wp-content/uploads/2020/08/10-9.jpg)
レイヤーオプションの設定
レイヤー横の矢印をタップして、グループを開いてフェルトを選択。
[レイヤーオプション]メニューをタップ。▼
![](https://harublog.site/wp-content/uploads/2020/08/11-6.jpg)
レイヤーオプションを「明度」に設定。
不透明度スライダーを、必要におおじて調整します。▼
![](https://harublog.site/wp-content/uploads/2020/08/12-2.png)
そのままの設定だと白や黒の色が表示されないので、レイヤーオプションを調整していきます。▼
![](https://harublog.site/wp-content/uploads/2020/08/13-6.jpg)
目・はな:[反射] 不透明度100%
かお:[明度] 不透明度70%
口・おなか:[明度] 不透明度30%
からだ:[明度] 不透明度100%
レイヤーオプションを調整すると、イラストの色がキレイに表示されます。▼
![](https://harublog.site/wp-content/uploads/2020/08/14.png)
レイヤーにエフェクトをかける
レイヤーにベベル(傾斜)エフェクトをかけて、フェルトの厚み・ふくらみをだします。
レイヤーをタップして、グループまるごと選択。▼
![](https://harublog.site/wp-content/uploads/2020/08/15.png)
[fx]と書かれたエフェクトボタンを押して、[ベベル/エンボス]を有効にします。▼
![](https://harublog.site/wp-content/uploads/2020/08/16-1.png)
「ベベル/エンボス」のエフェクトパネルを次のように設定。
・タイプ:内側
・半径:60px
・半径と深度のリンク:OFF
・深度:40px
・ぼかし:8px
・アジマス:120°
・エレベーション:70°
・ハイライト:不透明度20%
・シャドウ:不透明度50%
全体的に、緩めなベベルがかかる設定になってます。▼
![](https://harublog.site/wp-content/uploads/2020/08/17-1.png)
エフェクトの設定だけをコピーする
エフェクトの設定だけを、ほかのパーツにコピーします。
タップ長押し、メニューから[コピー]を選択。▼
![](https://harublog.site/wp-content/uploads/2020/08/18-2.jpg)
[編集]>[エフェクトをペースト]をタップすると、エフェクトで設定した数値だけがレイヤーにコピーされます。▼
![](https://harublog.site/wp-content/uploads/2020/08/19-1.jpg)
すべてのレイヤーにエフェクトをペーストします。▼
![](https://harublog.site/wp-content/uploads/2020/08/20.png)
タイプを「ピロー」に変更する
タイプを「ピロー」に変更することで、埋め込まれたようなエフェクトがかかります。▼
![](https://harublog.site/wp-content/uploads/2020/08/21.png)
完成しました。▼
![](https://harublog.site/wp-content/uploads/2020/08/22-1.jpg)
まとめ
Procreateで描いたイラストを、Affinity Designerに書き出してフェルト加工する方法を解説しました。
・ProcreateからAffinity Designerに書き出し
・フェルトテクスチャを配置
・レイヤーマスクを作成
・レイヤーオプションを設定
・レイヤーにエフェクトをかける
コツは最初のイラスト作成の段階で、レイヤーに分けておくことです。
表面がフェルトのモコモコした質感にする、「ベベルエフェクト」以外にもドロップシャドウやアウトライン、ガウスぼかしで加工することもできます。
![](https://harublog.site/wp-content/uploads/2020/03/IMG_2679-scaled.jpg)
今後も、Affinity Designerの使い方を紹介していくよ。
iPad版Affinity Designerをまだインストールしてなければ、こちらからどうぞ。▼
![Affinity Designer](https://is4-ssl.mzstatic.com/image/thumb/Purple114/v4/d4/fc/7e/d4fc7e3a-a06f-a3b0-4a96-a5f9d79a41ed/source/512x512bb.jpg)
iPadのペイント系アプリは、Procreateがおすすめ、ブラシがたくさん。▼
![Procreate](https://is3-ssl.mzstatic.com/image/thumb/Purple124/v4/c9/5e/21/c95e21ba-5ef5-f90a-80a7-66e2a666eab1/source/512x512bb.jpg)
以上、Affinity Designer(アフィニティデザイナー)のエフェクトを使ったフェルト加工方法の紹介でした。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
Procreateの書籍はこちら。▼
iPad版Affinity Designerの書籍はこちら。▼
iPadを使ったイラストの描き方。▼
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13インチのiPad。▼
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