どうもハルです。
菖蒲湯(しょうぶゆ)ってどんな意味があるの?
菖蒲湯の意味や由来、作り方を説明するよ。
今回は、端午の節句(5月5日)に入浴する「菖蒲湯(しょうぶゆ)」を紹介します。
菖蒲湯は、 菖蒲(しょうぶ)の葉や根を入れたお風呂です。
菖蒲には、魔除け、無病息災、勝負(しょうぶ)事に勝つ、邪気払いなどの願掛けの意味があります。
また、菖蒲湯には入浴による薬用効果が期待できます。
菖蒲湯(しょうぶゆ)の意味
菖蒲湯の作り方は葉っぱを長いまま入れたり、刻んで入れたりさまざま。▲
菖蒲は病気や邪気を悪疫を退散させる薬草で、春から夏に変わる「端午(たんご)の日」に健康、長寿を願って用いられます。
菖蒲のお酒、菖蒲湯、菖蒲枕、菖蒲を使った遊びなどあり、歴史はとても古く中国の古い文献にも登場します。
江戸時代には、自宅や銭湯で5月5日または5月6日の朝に菖蒲湯を楽しむ風習が広がりました。
菖蒲湯は毎年の恒例行事として、鯉のぼり、五月人形、柏餅とともに今でも行われてます。
もともと5月5日は女性の節句だった
5月5日は「男の子の節句」となっていますが、もともと中国では「女性の節句」だったそうです。
5月は悪い月とされ、田植えをする女性が大切にされていたので、魔除けの力があると信じられていた菖蒲でふいた屋根の小屋に集まり過ごしました。
そのため「菖蒲の節句」「女性の節句」と呼ばれました。
しかし江戸時代になって、菖蒲が「尚武(武を重んじる)」に変わり男の子の節句になったそうです。
菖蒲湯の効能
菖蒲湯の薬用成分がしみ出た薬湯に入ろう。▲
菖蒲の薬用成分のお風呂に入浴することで、血行が良くなり、肩こり改善、血行促進、肌を保湿します。
また菖蒲の香りのアロマと温浴効果で、自律神経を整えてリラックスできます。
アサロンやオイゲノールという精油成分が、腰痛や神経痛を和らげる効果があります。
ただ、精油成分は菖蒲の葉より根の方に多く含まれています。
効果を最大限発揮させたいなら頭に巻こう
お風呂に入りながら菖蒲の葉を頭に巻こう。▲
菖蒲の葉は刀の形をしていて、魔除けのチカラがあるとされています。
流行病を退散して、健康で長生きすることができます。
頭に巻く為に、湯船の菖蒲の中からなるべく長い葉を手に取りましょう。
そして、はちまきのように頭に巻けば、頭が良くなります。
お腹に巻けば病気知らず。
結ぶ時に、おまじないの言葉「健康で頭が良くなりますように」を忘れずに。
また、葉の端が鋭くなっているので、ケガに気をつけてください。
自分で結ぶのが難しければ、人に結んでもらいましょう。
菖蒲の葉を軒先に吊るすと魔除け効果があるので、あわせてどうぞ。
菖蒲湯はいつ入ればいいの?
菖蒲湯はなるべく5月5日中に入りましょう。
5月5日中がむずかしければ、前後1〜2日ずれても構いません。
菖蒲はどこで買えるの?
菖蒲はお花屋さんやスーパーやネットで買えます。
わが家はスーパーで買いました。▼
季節限定でネット通販でも購入できます。▼
ちなみに、菖蒲(しょうぶ)と菖蒲(あやめ)は、漢字だけは一緒だけど別物だよ。
菖蒲湯の作り方
本来は菖蒲を入れた状態でお湯を沸かしますが、湯沸かしできない浴槽の場合は、空の状態で菖蒲を入れてお湯を注ぐか、高温のお湯に後入れして、温度が下がってから入浴すると薬用成分と香りが楽しめます。
お湯入れ式の浴槽で菖蒲湯を作ります。
まず、菖蒲の土や汚れなどをシャワーの流水で洗い流します。▼
汚れがひどかったり、イタミがあればハサミでカットしましょう。▼
ひもか無ければ輪ゴムでしっかり束ねます。▼
菖蒲を浴槽に入れます。▼
好みの温度まで下がれば、菖蒲湯の完成です。▼
菖蒲湯はお肌が弱いと、チクチクしたりかくゆなります。
入浴後お湯から上がる際、シャワーで菖蒲湯を流しましょう。
菖蒲湯はぽかぽかに温まるよ。
老若男女楽しめる菖蒲湯、体調の崩れやすい季節の変わり目に、ぜひ楽しんで下さい。
以上、端午の節句(5月5日)に入浴する「菖蒲湯(しょうぶゆ)」の紹介でした。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
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