どうもハルです。
今回は、Procreate(プロクリエイト)で浮世絵の描き方を紹介します。
現代風なアレンジの、「浮世絵風」な加工です。
浮世絵とは、江戸時代に成立した描画方法で、生活スタイルや旅行ガイド、遊女や役者などがテーマになってることが多いです。
肉筆画と木版画の2種類があって、本ブログでは顔が独特なデフォルメで描かれた、木版の歌舞伎役者の大首絵を参考にします。
iPadのペイント系最強アプリ、Procreate(プロクリエイト)。▼
Procreate(プロクリエイト)で浮世絵を描く
Procreate(プロクリエイト)で浮世絵を描く。▲
浮世絵とは、江戸の世を謳歌(おうか)する人物、浮かれて暮らす「浮世」の字をあてたとされています。
現代風なアレンジにするために、iPadとApple Pencilを手に持たせました。▼
浮世絵の構造
浮世絵を考える時、木版で色ごとに摺(す)るので、線の版、塗りの版、背景の版をそれぞれ意識して組み立てます。
Procreateにはレイヤーがあるので、レイヤーを版と考えて、重なりをイメージしましょう。▼
背景も色のひとつ
浮世絵の多くは、人物の肌をキャンバスの色で表現します。
肌に描いたとしても、隈取りや血色を少し入れる程度で、全体に塗り潰すことはありません。
漂白してない和紙は、日本人の肌色に近い色なので、ちょうどいいですよね。
背景色は、やや赤みと黄みのある背景にします。
浮世絵は、人物の肌色を塗りではなく、背景色で表現。▼
線を描く
線は髪などのベタッとした黒と、肌の色の輪郭を表現する灰色の2種類を使います。
浮世絵の独特な雰囲気は、流れる線と木版ならではの太い線幅です。
「ティンダーボックス」ブラシを使うと、和紙のにじみ感がでます。▼
塗り
塗りは色ごとにレイヤーを作成して、ブラシで塗ります。
着物の柄は色を塗ったあとに、消しゴムで柄の線を入れてます。
色の選択をする時は、ビビット色をさけて、和風な色を選びましょう。▼
背景
背景を塗る時は、ブラシで塗った範囲選択を一度作成して、別のレイヤーに塗ります。
「ウェットアクリル」ブラシは、背景色をわずかに感じれるブラシで、木版の馬煉(ばれん)でこすったような適度なムラっぽさがでていい感じになります。▼
まとめ
完成した浮世絵、木版で多色刷りした雰囲気になりました。▲
無駄のないシンプルな力強さ、日本らしさを感じる浮世絵は奥が深く、他の絵画の技法にはない面白さがあります。
歌舞伎役者にiPadとApple Pencilを持たせても、江戸時代にタイムスリップできる空気感がいいですよね。
今後も、Procreateの記事をアップしていくよ。
iPadにまだProcreateをインストールしてない人は、こちらからどうぞ。▼
以上、Procreate(プロクリエイト)で浮世絵を描く方法の紹介でした。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
江戸時代の旅行ガイドブック、東海道五十三次。▼
コメント