どうもハルです。
グリザイユ画法で人物を描くのってどうやるの?
Procreateを使って説明するよ。
今回は、Procreate(プロクリエイト)でグリザイユ画法の人物の描き方を紹介します。
グリザイユ画法を初めて聞いたという人も、本記事で理解できます。
iPadのペイント系では最強のアプリ、Procreate(プロクリエイト)。▼
Procreateでグリザイユ画法の人物の描き方
Procreate(プロクリエイト)で、グリザイユ画法を使った人物を描く方法を解説します。▲
グリザイユ画法とは、グレーで濃淡を描いた下絵をベースに後から色を着色する画法です。
グレーだけで集中して、光の濃淡を調整していきます。
色を重ねて描画するより、楽に描画できるメリットがあります。
今回は、着色をほぼベタ塗りだけで仕上げていますが、そこそこの完成度になります。
グリザイユ画法を始めるよ。
鉛筆で写真をトレース
写真を下に敷いて、上からトレースします。
鉛筆のトレースは、デッサンが苦手でも手軽に絵が描けるのでおすすめです。
過去記事でも鉛筆トレースの方法を、紹介してるのであわせてどうぞ。▼
【描き方】Procreateで絵が下手でも鉛筆で人物が描ける
鉛筆は「6B(鉛筆)」ブラシを使います。▼
鉛筆のトレースができたら、指先ツールにソフトブラシを割り当てて線をぼかします。▼
グレーで濃淡を描いていく
鉛筆のレイヤーの下に、グレー濃淡用のレイヤーを新規作成。
スペクトラブラシで濃淡を描きます。▼
鉛筆レイヤーを重ね合わせます。
スペクトラブラシで描く→指先ツールでぼかす。
これを何度も繰り返して、すこしずつ人物ニュアンスをだしていきます。
髪の毛などの細かい線は、「ナリンダーペンシル」を使うと、パキッとした細い線が描けます。▼
ナリンダーペンシルはおすすめ。
グリザイユのポイントは、指先ツールを使ってグレー濃淡の段差ができないよう、自然にぼかします。
使用するのはグレーだけ、色合いや配色や映り込みはどうしようとか、余計なことを考えなくていいので描画しやすいです。
下絵には時間をかけてね。
グレー濃淡の下絵が完成しました。▼
肌の着色
下絵ができたら、着色をします。
着色は色をベタ塗りして、レイヤーオプションで「オーバーレイ」に変更して、不透明度で調整するだけ。
選択ツールの「フリーハンド」モードで、肌部分を囲んで範囲選択します。▼
選択した範囲にカラードロップを使って、ベタ塗りに塗りつぶします。▼
レイヤーオプションを開いて、「標準」から「オーバーレイ」に変更します。
不透明度のスライダーを下げて、下絵の濃淡が見えるように調整します。
グリザイユ画法の着色は、基本的にこの流れです。▼
髪の毛の着色
下絵をグループ化したレイヤーを複製します。
「フラット化」した下絵を、「選択」ボタンを押して、範囲選択をします。▼
カラードロップで全体をオレンジに塗りつぶします。▼
肌の部分のオレンジを消したいので、肌レイヤーの「選択」ボタンを押して範囲選択します。▼
オレンジのレイヤーを選びなおして、消しゴムで消します。▼
髪以外はいらないので消します。▼
レイヤーオプションで、レイヤーを「オーバーレイ」または「覆い焼きカラー」に変更、不透明度を下げて色が馴染むようにします。▼
顔の各のパーツの着色
瞳の色をグリーンで着色、オーバーレイ化して不透明度を下げます。▼
唇はソフトブラシで赤く着色。こちらもオーバーレイ化▼
顔色が悪いので、血色のいい顔色にします。
肌のレイヤーを範囲選択します。(アルファロックでもかません)▼
ソフトブラシを使って、ほっぺたと耳をピンクに着色します。▼
グリザイユ画法を使った人物画の完成。
まとめ
グリザイユ画法を使えば、難しい着色を簡単にすることができます。▲
デッサンが苦手な人は、今回は紹介したようなトレースを使えばいいです。
個人的な意見ですが、上手に「手抜き」をして、作品作りに生かすのもありだと思います。
今後も、使える機能や小技を紹介していくよ。
ProcreateをiPadにインストールしてない人は、こちらからどうぞ。▼
以上、Procreate(プロクリエイト)でグリザイユ画法の人物の描き方の紹介でした。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
コメント