どうもハルです。
火を使わないで食品を温める方法ないの?
加熱袋に発熱剤とすこしの水を入れれば、蒸気で食材を温めてくれるアイテムを紹介するよ。
使い方は簡単、アウトドアや災害時に大活躍。
20分間98℃の温度を維持して、食品を温めることができます。
発熱剤を使った食品用加熱パック(3社)
・モーリアンヒートパック
・ホットイート1(ワン)
・蒸気deクック
発熱剤の使い方は簡単
①アルミ袋に入った発熱剤を取り出し、加熱袋の底に寝かせて入れます。
②加熱袋の中に温めたい食品を入れます。
パックご飯(約200g)とレトルト食品(200g)と飲み物1本程度なら加熱袋に入ります。
③発熱剤が入っていたアルミ袋で水を計り、加熱袋に入れます。
川水や雨水も使用できます。(海水は発熱の性能が低下するので使えません)
加熱が始まる前に、チャックはしっかり閉めてください。
④20分で食品が温まります。
高温の蒸気が通気口から吹き出すので、ヤケドに気をつけましょう。
発熱温度は98℃(外気温度により変動します)
加熱袋は丈夫にできてるので、繰り返し使用できます。
発熱剤は使用後、一般ゴミとして廃棄できます。(種別は使い捨てカイロと同じ)
発熱剤が熱くなるのしくみ
発熱剤の主成分はアルミ粉末と酸化カルシウムと食品添加剤です。
①酸化カルシウムが水に反応して「水酸化カルシウム」になる
▼
②水酸化カルシウムとアルミ粉末が反応して「アルミン酸カルシウム」になる
▼
③アルミン酸カルシウムになる時に高温で発熱する
従来は主流だった生石灰と違うのは発熱量です。
発熱剤は1gあたり2,427calの発熱するのに対して、生石灰はわずか271calです。
発熱剤の方が10倍発熱するんです。
しかも生石灰は湿気に弱く、使おうと思っても温まらない事があります。
アルミ粉末と酸化カルシウムは安定して、発熱を持続してくれます。
発生する蒸気は水蒸気なので、食品にあたっても無害です。
ただ微量の水素ガスが発生するので、火気があると引火します。
使用する時は火気厳禁
食品用発熱剤の3商品の比較
食品用発熱剤を販売してる会社は主に3社、価格を比較してみようと思います。
モーリアンヒートパック
加熱袋1枚+熱剤3個 896円 (Amazon)
1個あたり平均299円
販売元はMorians(株式会社 協同)で、発熱剤の取り扱いNO.1です。
一般販売はもちろん、自衛隊や海外の軍の糧食にも採用されている実績。
自治体や企業の備蓄品としても多く活用されています。
保存期間は製造後6年。
災害時に使用するなら、安心して使えるものがいいです。
モーリアンヒートパックなら間違いないでしょう。
ホットイート1(ワン)
加熱袋2+ 発熱剤8個 2,694円 (Amazon)
1個あたり平均337円
販売元はFerricで、発熱剤といえば「ホットイート1」という人も多いと思います。
しかし残念ながらネットの販売ページをみると、説明書きがあまり親切なように感じれません。
例えば加熱袋の枚数や発熱剤が何個なのか、正直よくわかりません。
公式ホームページの説明が詳しくありません。(型番の記載すらない)
ネット購入は不安があるので、店頭で実際手にとって、納得してから購入したほうがいいかと思います。
蒸気deクック
加熱袋2枚+ 発熱剤5袋 1,210円 (Amazon)
1個あたり平均242円
販売元はBUNKYO(株式会社文教ネットワークス)で、3社の中では最安値。
正直、知らないメーカーでした(ごめんなさい)。
パッケージの説明が親切で、誰でも使える工夫がされてて好印象です。
発熱剤だけの追加購入ができないようですが、価格がお求めやすいので「初めての発熱剤デビュー」としてぴったりです。
企業団体、100パック単位まとめて購入可能。
まとめ
電気やガスが使えない災害時や、キャンプ時の火気が使えないテント内、登山や釣りなど食品を入れて発熱剤をセットしておけば、他の事をやってる間に出来上がってます。
温かい飲み物や食べ物は、体力だけじゃなく気持ちも回復できます。
大きくてかさ張るものでもないので、持ち出し袋にいれておけば何かと使えます。
以上、【発熱剤】使い方は簡単|水を入れるだけ【3社比較】の紹介でした。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
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