どうもハルです
先日こんなツイートを見かけました。
高校駅伝70年の歴史の中で1区28分台は1人だけだったのに、2019年大会でいきなり7人が28分台達成。原因はナイキの開発したこのピンクの靴らしい。ナイキすげーーー
駅伝でピンクの靴を履いた選手が、好成績を達成したそうです。
もちろん選手の努力もあるだろうけど、70年の歴史の中で、たった1人だけしか達成できなかった28分台。
・それをいきなり7人が達成した。
・共通点が「ピンクの靴」
興味深かったので記事にしてみました。
常識を覆した画期的な靴
これまでソールが薄くて軽い靴が常識だったマラソンシューズ。
ところが、新たに脚(あし)に負担がかからないようクッション性と反発性を高め、これまでの常識を覆し「厚底」の画期的な靴を、ナイキが開発したそうです。
特徴はカーボンファイバープレートの反発力を使って、通常より早く走れるようになった。
一見チートアイテムのようですが、この靴が規定違反してる訳でもないので、まったく問題なし。
誰もが履くだけで速く走れる靴ではない
このピンクの靴は誰もが履くだけで速く走れる訳ではなさそうです。
選手によっては脚や上半身の筋力がないと使いこなせない。
靴の反発が原因で疲れやすくなったり、普段と違う感覚から身体を故障する可能性すらあるようです。
人気に火をつけたトップクラス選手の快挙
ナイキの厚底シューズを履いたマラソン選手が2018年2月に16年ぶりの日本新記録、その8ヶ月後にさらに別の選手が塗り替える。
さらに2019年9月東京オリンピックマラソンの代表選考レース「MGC(マラソングランドチャンピオンシップ)」では上位10名中8名がナイキの厚底シューズを履いていました。
これだけ結果を見せられたら、もはや説明不要だよね
ピンクの靴はどんな靴?
「ナイキズームXヴェイパーフライネクスト%」
うーん、名前が覚えにくい。
「ネクストパーセント」って読むんですかね?
ちなみに旧モデルにグリーンの「ヴェイパーフライ4%」という厚底シューズがあります。
・靴底には反発力のあるカーボンファイバープレートをクッションで挟みこんであります。
・カーボン製のプレートの反発力で「シューズが勝手に走ってくれる」感覚が生まれます。
旧モデルにはカーボンファイバープレートが同様に組み込まれてますが、新モデルはそれ以外のすべてのパーツが改良されているようです。
デメリットは耐久性と価格
耐久性は250マイル(約400km)が使用限界です。
価格は30,250円(税込)!!
靴がそのままパフォーマンスに直結してくるので、壊れる可能性のある靴を本番には履きたくないなら、二足以上は持っておきたいところです。
消耗品で3万円は高価だね
(同シリーズでトレーニング用の【ズームフライ3】もあります)
ただ、比較対象するのはどうかと思いますが、剣道部なら初心者でも一式7万以上します。トップクラスのランナーとまったく同じ最先端の靴でレースに挑めるなら、個人的には、決して高くはないと思います。
ピンクの靴を通して思うこと
ナイキの優れたマーケティング力
僕が驚いたのは、これだけすごい靴を開発して、しかも発売日を東京オリンピックマラソンの代表選考レース当日の9月15日にぶつけてきた事がです。
全国放送でトップ選手が履いている靴は宣伝になります。
ピンクは単純に目立つし、オーダーメイドと思いきや市販の靴。
トップアスリートではない自分でも手に入る。
しかも、在庫切れになることもなく十分な在庫を、すでに用意してあったようです。
すごい戦略だね
長距離ランナーなら、買ってしまう仕掛けです。
優れた道具を迷わず飛びついて掴み取る行動力がすごい
選手とチームが、9月に発売されたまったく新しい靴をいち早く取り入れて、12月22日の高校駅伝までの3ヶ月あまりで身体づくりしたが素晴らしい。
日頃の練習はもちろん大切だけど、「迷わず飛びついて掴み取った行動力」が身を結んだと思います。
ここぞの時に発揮するスピード感って大きな成果に繋がりますよね。
ぜひ見習いたいです。
以上、【ナイキ】ピンクの靴で駅伝がすごい事になっていた【マラソン】 でした。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
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